30代は、結婚・出産・育児・住宅購入など、人生の大きなライフイベントが次々と押し寄せる時期です。
特に子どもがいると、教育費や食費、保育料など、支出が一気に増えるため、家計管理の重要性が一段と高まります。
しかし、毎日忙しく過ごす子育て世代の女性にとって、家計簿をコツコツ続けるのはなかなか大変。
そこで今回は、30代の子持ち女性が「無理なく」「効率よく」続けられる家計簿のつけ方を、実践的な視点で解説します。
家計簿をつける目的をはっきりさせよう
家計簿を始める前に、まずは「なぜ家計簿をつけたいのか」を明確にしましょう。
たとえば以下のような目的があります。
- 毎月赤字になる原因を知りたい
- 教育資金を計画的に貯めたい
- 無駄遣いを減らしたい
- 将来の住宅購入に向けて資金を貯めたい
目的が明確になれば、モチベーションを保ちやすくなり、家計簿も「義務」ではなく「自分の未来のためのツール」として前向きに取り組めます。
忙しいママにおすすめの家計簿スタイル3選
家計簿スタイルは3つあります。
自身に合うものを選んでぜひ取り組んでみましょう。詳しく紹介していきますね。
1. スマホアプリで自動管理【時短&継続しやすい】
忙しい子育て中のママに特におすすめなのが、家計簿アプリを使った方法です。最近はレシートを撮影するだけで内容を自動読み取りしてくれるアプリや、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で入出金を記録するものもあります。
おすすめアプリ
- マネーフォワード ME
- Zaim(ザイム)
- おカネレコ
【メリット】
- 手入力の手間がほとんど不要
- 月ごとの支出グラフが見やすい
- 通知や分析でお金の流れがつかみやすい
【デメリット】
- プライバシーの観点でアプリのセキュリティに注意が必要
- スマホに不慣れな人には操作がやや複雑
2. 手書きノートで記録【意識の定着に効果的】
アナログ派の人や、じっくり振り返りながら記録したい人には、手書きの家計簿ノートがおすすめです。100均や文具店で売られているテンプレート付き家計簿帳を使うと、初心者でも迷わず書けます。
記録方法の一例
- 固定費(家賃、保険、ローンなど)を月初に記入
- 日々の支出を「食費」「日用品」「レジャー」などカテゴリ分けして記録
- 週1回の振り返りで「使いすぎた項目」を見直す
【メリット】
- 書くことで意識に残りやすい
- 家族と一緒に見ながら相談できる
- 余白にメモや目標を書ける
【デメリット】
- 書く手間がかかる
- つけ忘れると続きにくくなる
ipad 家計簿デジタルで可愛いく楽しく続ける
アナログ方式でノートに手書きもありますが、最近では、ipad家計簿というものも流行っています。
ipadは手書きができるので、その機能を使ってノートに記入していくようなデジタル版となります。
デジタルステッカーなどを貼ったりして、オリジナルの可愛い家計簿を作れますよ。
家計簿のフォーマットはオンラインで販売されているので好みのものを購入してはじめてみることをおすすめします。
3. レシートまとめ方式【超シンプルに続けたい方向け】
「続けられないのが最大の課題」という人は、レシートを1か所にまとめて、週末や月末にざっくり記録するスタイルでもOKです。
やり方の例
- お財布に入れたレシートを1週間ごとに袋や封筒に入れて保管
- 土日にまとめて計算し、家計簿アプリやノートに記録
- 大きな出費だけメモするなど、優先順位をつける
この方法なら、毎日記録する必要がないため、育児や仕事で忙しい人でも取り組みやすいです。
家計簿の「項目」はざっくりでOK
家計簿を挫折してしまう原因の一つに「細かく記録しすぎて疲れる」があります。最初から完璧を目指さず、ざっくりとした項目で十分です。
おすすめの項目例(5~7項目)
- 食費
- 日用品費
- 子ども関連費(オムツ・学用品・習い事など)
- 光熱費
- 通信費
- 住宅費(家賃やローン)
- 娯楽・外食費
月に1回くらい、「この項目、使いすぎてないかな?」と振り返るだけでも十分効果があります。
家計簿を続けるためのコツ
家計簿を続けるためのコツは4つあります。
- 完璧を求めない
- 夫婦で共有する
- ご褒美を用意する
- テンションが上がるグッズを活用
それぞれみていきましょう!
1. 完璧を求めない
3日坊主でもいいんです。忘れた日があっても、また次の日から記録すればOK。自分を責めずに「続けること」が一番の目標です。
2. 夫婦で共有する
可能であれば、家計簿を夫婦で共有することで、家計管理が「自分ひとりの負担」ではなくなり、気持ちがラクになります。
アプリで共有したり、月1で家計ミーティングするのもおすすめです。夫婦で目標ができると貯金スピードが上がりますよ。
3. ご褒美を用意する
1か月続いたらちょっと贅沢なスイーツ、半年続いたら家族でプチ旅行…といった「ご褒美制度」を作ると、続けるモチベーションになります。
ストイックな節約はリバウンドをしてしまう可能性大です。
毎回ご褒美をしてしまっては浪費の原因になりますが、メリハリを付けるといいですね。
4. テンションが上がるグッズを活用
家計簿をつけていくのに、テンションが上がるグッズを使うと継続のモチベーションが上がりますよ。
わたしは電卓などを買いましたよ!


貯金も支出も「見える化」がカギ!
子どもがいると、何かとお金が出ていきます。
ですが、家計簿を通して「今、我が家はどこにお金を使っているのか」「どのくらい貯金できているのか」を“見える化”することで、不安を減らし、将来のためにお金を計画的に使えるようになります。
まとめ
家計簿は、「お金の管理をするため」だけではなく、「家族の未来を安心にするため」の大切なツールです。忙しい30代・子育て世代の女性には、無理せず続けられる工夫が何より大切。
自分に合ったスタイルを見つけて、気楽に、でも確実に家計をコントロールしていきましょう。数ヶ月後には「家計簿をつけてよかった!」と思える日が、きっとやってきます。
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